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週刊アサヒ芸能(通巻三〇〇八号)平成十七年六月九日発行
40項41項見開きより

疑惑追求スクープ 第2弾

「全裸SEX教団教祖」(静岡・沼津)の
元側近が衝撃証言!

「私が見た女性信者レイプ小屋儀式」(16時間)

 

本誌が前号で「エロス洗脳」の驚愕実態をレポートしたSEX教団「ザイン」。
その疑惑は、霊感商法、女性信者に対する儀式での猥褻行為強要にとどまらない。
信者が自殺に追い込まれ、「国家転覆計画」までが進行していたのだ。
その中で浮上した教祖の「レイプ疑惑」を、教団内部資料と元側近信者らの証言で追求する!


「僕を裏切ったら天地罰だ」


 

<2005年/5/28(SAT)横浜で開催!>

 こう書かれた、問題の教団「ザイン」(本部・静岡県沼津市)のパンフレット。
「アトランティス大作戦」と銘打たれた、横浜の某ホールを会場としたイベントの告知で、
内容は<魔術時代の到来を告げる大オペレーション>とのこと。
パンフの文面にはこうある。

 

<総導師・導師に続いて会場に描かれた神文を移動します。
実際に、目で見ること、体を使って歩くことで、エネルギーを五感を通して吸収することができます(後略)>


 儀式を行う「導師」8人が写真付きで紹介されているが、
「ザイン」教祖の伯魔壬旭(はくまじんきょく)会長(65)と幹部信者1人を除き、全員美女の女性信者。
若い女性信者はSFチックなコスプレで教団名とともに、

「アンドロメダちゃん」

「メロンちゃん」


などと紹介されている。

 パンフには伯魔会長のインタビューもあり、
昨年末のインド洋大津波が枯れの「魔力」によって引き起こされたかのようなやり取りがある。
続けて伯魔会長がこう話す。

 「僕がやることはすべてZ(ザイン)計画即ち地上支配の為の天の計画の一環だ。僕を裏切ったり、
僕のやっていることを邪魔したりすれば天地罰が加えられることは肝に銘じておくことだ」


 ちなみにイベントの参加費は、初参加者が6万3000円、信者は5万2500円と、実に高額だ。

 一方、「ザイン」が「開運グッズ」などを販売するために全国展開している
「シオン」(*「Zion」とも旧名称「金環蝕」)という店舗では、
「チーム・サタンフォトフレーム」なる、伯魔会長が、複数の美人信者らと収まっている
写真が数パターン売られており、これが一律1万5750円。
「謀略の色絵」と題された写真では、伯魔会長が両脇に (40項了) 悩ましげなカメラ目線の美人信者をはべらえているー。

 占い雑誌の広告やHPで「シオン」を知り、
グッズを購入したりイベントに出席したりするうちに入信した信者を、伯魔会長が巧みに洗脳。
秘密の儀式で、下半身露出を強要された女性信者に信者や教祖との猥褻行為をさせる。
その一方で、

膣に入れ<女性器を美しくする>という小石「玉門」

など毎回数万〜数十万の高額な教団グッズ代金や、
イベント参加料を

「教団をやめたら不幸になる」

と脅かしながら、霊感商法まがいの手口で信者からムシリ取る。
中には破産寸前に追い込まれ、周囲との関係が崩壊してしまうケースもあった。
 こんな「ザイン」の仰天実態を、本誌は 先週号(*平成十七年六月二日発行)で報じた。

 冒頭のイベントの内容を見ると、かなり不気味なオカルト的思想に染まった団体でもあるようだ。
94年に入信し、伯魔会長の側近まで昇り詰めた元信者・N氏(38)が、こう証言する。

「終末思想だけでは求心力を失うと思ったのか、猥褻な教義を90年代後半から取り入れているが、
実はそれ以前から

伯魔はとんでもない性癖の男ですよ。

複数の女性信者がレイプされているんです。」
 以下、N氏の証言を交えて教団の「さらなる暗部」を見ていこう。

「クーデター計画」まであった


 先のN氏が「ザイン」に入信したキッカケを語る。 (41項了

 

「もともと、今は廃刊されたオカルト雑誌『ワンダーライフ』などが好きで、
『いずれ日本の現体制は崩壊する』といった終末思想にかぶれていた。
それが投じ、自衛隊による武力革命を説いた伯魔の著作の内容とリンクしたんです」


 この本は伯魔会長が「万師露観」名で出版した「沈黙の兵士たちへ」(現代書林)というもの。
N氏が続ける。

「しばらくして東京・中野の中野サンプラザの会議室で伯魔主催の『時間工学会』というイベントに出席しました。
そこで伯魔は『われわれの<時間>に乗れ。時間軸から外れると霊魂が霊斬されるぞ』と語っていて、
今思えば荒唐無稽ですが、そんな論理を信じてしまったんです。
このころはまだ開運グッズでの商売は盛んではなく、話す内容にも、つやっぽいものは全然なかった。
 むしろ『きたるべき終末に備えて軍事訓練をせよ』と、過激化が進んでいました。
何でも94年6月に日本を大震災が襲うとのことで、それに備え、『ザイン』は『闘拳隊』『闘剣隊』など
4つの少数精鋭の突撃隊を教団内に作り、武術訓練をしていたんです。
伯魔は当時現役の自衛官と通じていると信者に語り、大地震が起これば、
自衛官が手引きした2個師団と『ザイン』の突撃隊が日本の中枢を制圧。
国家転覆のクーデターが成功すると考えていたんです」


 妄想じみた話にしか思えないが、ある教団関係者が、戦慄すべき証言をする。

「当時、国会記者クラブに在籍しながら『ザイン』信者だった人物がいて、
国会議事堂の見取り図を作っていたそうです」


 N氏が、さらに続ける。

「当時の信者は150人程度でしたが、私は突撃隊の1人に選ばれました。
国会の衛士を倒すため火炎放射器を作ったり、水中銃を購入する信者もいました。
私もナイフを購入しました。 ただ生活は苦しかった。
私は『ザイン』に入信したことを知られて親と決別。
『ザイン』に入社して月給25万ほどもらっていましたが、5万円を強制返還させられた。
これで伯魔は裏金を作り、脱税して蓄財していました。
この仕組みは最近まで続いており、事実、04年には『ザイン』は沼津税務署から財務調査を受けています。
さらに”聖品”と呼ばれる教団グッズやイベント参加料のローンで6万〜7万円引かれていました」


 天変地異が起きると伯魔会長が予言した時期の直前に、教団は街宣活動を展開。
N氏も軍服を着て、企業を相手に

「『ザイン』が政権を握った暁には、協力してほしい」

という旨の要請をして回ったという。

「ところが、もちろん地震は起こらなかった。
しかし伯魔は

『本来、地震の話はカタカナ言葉で伝えなければいけないのに、お前たちがひろがなで伝えたために、
細川政権樹立のエネルギーに変わってしまった』

などという理屈で丸め込もうとしたんです。
さすがにこのころから伯魔への不信感が強まっていった。
 そのことを口にしたのが会長に知られたのか、私は全国の神社を回っての托鉢修行を命じられた。
鹿児島で会った曹洞宗の僧侶の方には、

『その宗教は危険だからやめなさい』

と諭されましたが、いまさら普通の社会に戻れず、ノルマをこなし、教団に戻ったんです」

複数の信者が「謎の自殺」


 N氏が伯魔会長による女性信者の

「レイプ小屋儀式」

を知ったのは、ちょうどそのころだったというのである。

「伯魔は当時、瞑想部屋兼書斎として静岡県裾野市郊外の畑の中に平屋の小屋を構え、
1人で、時々そこで仕事をしていた。
そこへ気に入った女性信者を、いろいろな理由をつけては呼び出していたんです。
私は運転手として沼津の教団本部から、別々の20代の女性信者を1回ずつ計3回、
車で小屋に送ったことがありましたが、皆、戻ってきたときには様子がおかしく、中には泣いている人もいた。
何があったのかは、明らかですよ」(N氏)


 小屋の間取りは6畳一間で机と書棚、そして2組の布団があったという。

「伯魔にレオタード姿にさせられたこともある美人と教団のアイドル的存在の信者は小屋まで送るだけでしたが、
おとなしそうなタイプの信者は午後6時ぐらいに小屋に送って、翌日の午前10時に迎えに行きました」(N氏)


その女性信者は実に16時間も助けを呼べず、伯魔会長のなすがままの状況に置かれていたのだ。

「教団をやめようと思ったのは、親しかった信者が死んだことがキッカケなんです」(N氏)


 96年3月25日深夜に沼津市内で、信者のMさん(享年24)が乗っていたバイクが駐車中のトラックに衝突。
事故として処理されたが、これにN氏は首をかしげ、こう言うのだ。

「Mは教団グッズに使うパワーストーンにエネルギーを注入する役目を担っていたんですが、
パワーストーンに使う

42項了

石の品質を上げたほうが効果が上がると伯魔に進言したところ、
その役を解かれてしまい、そのことで非常に悩んで疲れ切っていたんです。
バイクで突っ込むような状況から見て、自殺の可能性が大きい」


 別の元信者も、「信者の自殺」について証言する。

「やはり伯魔に降格させられた信者の1人が、ひどく落ち込んで、しばらく行方不明になり、
03年2月ごろに静岡と神奈川の県境の山中で頚動脈を切って自殺したそうです」


 一方、90年代後半から、
大小さまざまな規模で頻繁に行われる儀式への参加費や幸運グッズの値段も急騰した。

「教団のイベントでは、以前にマルチ商法とかかわっていた人物が講演して

『マルチ商法は違法ではないんだ』

と力説していたこともありました」(30代の元信者)
 前号でも報じたように、数年前に脱会したある女性信者が教団幹部に言われるままにグッズを購入し、
イベントに出席し続け、2000万円を超える大金をつぎ込んでしまうなど、
多額の負債に苦しむ信者が続出したのである。
 イベント参加料やグッズの値段の高騰に合わせるように、教団の教義も淫靡なものになっていった。

20代後半の元女性信者が言う。

「伯魔の教えは、不倫で悩んでいる人にも不倫はOKと説く。
そのため、教団内での男女関係もかなり乱れていた」


 だが、猥褻な教義を示す極め付きは、前号でも紹介した、
03年10月に行われたイベント

「ディオニュィッソスの秘祭」

だろう。
これは夜、キャンプ場を借り切り、美人信者がステージ上で露出した局部を伯魔会長に愛撫されるというものだった。
その直前に発行された教団パンフの信者座談会でも、写真入りで美人信者たちが、
女性器を示す言葉を会話の中でたびたび口にしながら、こんな発言をしている。

「実際DM(ダイレクトメール)を作るので、総帥(編集部注・伯魔会長のこと)と前卿により
『朱雀の館』のローション系秘儀を体験しました。
それでそのときに思ったのは子宮がだんだん整えられて、になるような気がして」


「あまり女性が同性の性器を見る機会はないと思うんですよ。
竜宮城の乙姫様は、自分も見せていただいたんですがほんとサーモンピンクなんですよ」


性的秘儀に隠された違法性


 座談会は、秘祭の中で企画された密儀で、美人幹部2人が行うプライベート・レッスン
「朱雀の館」「竜宮城」への参加を呼びかける内容。
秘祭のパンフレットには、2人が妖しく誘う半裸写真とともに、それぞれの密儀について、
<Bodyへのおさわり><スペシャルオプション(根の巻貝)>とあり、それぞれ万単位の料金が示されている。
また伯魔会長はパンフの中で、密儀を受けた男性は<本当の「男」になれる>として、
その理由をこう述べているのだ。

<「女根そのもの」であるIさん(本文では実名)の秘器は「巻貝」であり、
その器は俗に「みみず千匹」と呼ばれる螺旋波紋が刻まれているからです。
その女根から立ち昇る爆発的なエネルギー螺旋は背筋を通って視床を突き上げ、
そこをもすさまじい螺旋渦巻にもちこむからです>


 前出のN氏が言う。

「一方、伯魔はオウム事件当時、

『彼らはわれわれがやろうとしたことを先にやったが、方法がまずかった』

と語るなど、教団の危険性も残っています。
03年秋に目黒雅叙園で開かれたイベントでは松下政経塾出身のT氏に講演させたんですが、
伯魔は、T氏を通じて防衛庁の高官に

『きたるべき世界制覇のために資金を渡している』

と信者に語っているんです」  カルト宗教問題に詳しい紀藤正樹弁護士 が、「ザイン」について、その変貌ぶりに驚きながら言う。

「性的接触を前提とした金銭の授受が明記されている資料があり、これは風俗営業法違反になるでしょう。
ただし、性的虐待や詐欺といった被害に関しては、まだ蓋然性(可能性)があるとしか言えません。

やはり勇気を持って
被害者が提訴することが必要でしょう


 本誌は再度、「ザイン」側に

@風営法違反
A脱税
B信者の自殺
C伯魔会長のレイプ疑惑


について問いただした。

 伯魔会長は「全くの捏造記事」としたうえで、@〜Cの質問について次のように回答した。

@「(密儀は)心の疾患は肉体の施療するしか方法がないという理に基づいた企画でしたが、
  当日はいろいろな出し物が陸続と続いたため、ついに開くことができぬまま終了になった」

A「税務署にはこの魔術的手法を理解いただけず追徴課税されたが、納税した。
  だから法律的には何の問題も残っていない」

B「全くのデタラメ記事であり、思うに貴誌(週刊アサヒ芸能)は名を匿して蔭からコソコソ人を
  誹謗中傷する卑怯卑劣な者がよく用いる2ちゃんねる系の掲示板からでも集めたネタと思われます。
  自殺した元兵士(私のところは宗教団体ではなく私設軍隊ですから、元信者という表現は妥当ではありません)
  が居たとしても私とは何ら直接的接点はありません」

C「2ちゃんねる系の掲示板から拾った全くのガセネタです」


 被害者の多くは元信者であることを隠して新たな職に就いており、
実名での「ザイン」告発にはいま少し時間がかかりそうだ。
しかし、さまざまな問題をはらむ教団の動向に本誌は今後も注目していく。 (43項了

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